イノベーション研修プログラム

平成28年度 研修プログラム 研修プログラム

第57回「機能・性能の極限に挑戦する ハイテク繊維とその実用化」

人類発生から19世紀末まで、繊維と言えば、羊毛、綿、絹などの天然材料が使われてきました。20世紀に入ると化学繊維や合成繊維が次々に発明され経済発展の牽引役を果たしましたが、衣料産業自体は先進国から発展途上国に拡散していきました。しかし、20世紀後半から繊維本来の性能・機能の極限を追求するイノベーションが進展し、様々なハイテク繊維が誕生しました。これらのハイテク繊維は、衣料の審美性や快適性の向上のみならず、現在、車両、航空、海洋、土木・建築等の先端技術分野の発展に貢献しています。本稿では、これらの繊維の性状と特徴、成形原理、製造方法及び機能・性能の極限に挑戦する研究内容と成功したれたハイテク繊維の実用例を紹介します。

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松井亨景(まつい みちかげ)

京都大学理学部卒
帝人株式会社入社(研究と生産に従事)
帝人(株)アラミド工場長
大阪研究センター長
京都大学化学研究所教授、
広島大学地域共同研究センター(主任・教授)
広島大学産学連携センター(副センター長・教授)
文科省産学官連携コーディネーター

【日時】平成28年4月11日(月) 17:00~19:00

【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第58回「繊維補強複合材料の接着技術」

樹脂やゴムを繊維で補強する複合材料の性能を十分に発揮させるには、界面の接着が重要であることは、良く知られている。
本講座においては、接着技術の概要、タイヤ、ベルトに代表される繊維/ゴム複合材料や航空機材料に使われている繊維/樹脂複合材料の接着技術について、現状及び将来の動向を含めて解説する。

高田

高田 忠彦(たかた ただひこ)

1965年3月 広島大学工学部卒業
帝人㈱、帝人コードタイランド㈱ を経て、
2002年4月 広島大学工学研究科教授、
産学連センター教授、センター長を歴任。
2014年4月髙田技術コンサルタント事務所開設。
専門は繊維の高分子表面処理、複合材料接着技術
工学博士、技術士(繊維)

【日時】平成28年5月9日(月) 17:00~19:00
※(18:30~19:00の30分間は、企業からの参加者とのディスカッションタイム、ファシリテーターはセンターCD)

【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第59回「高分子レオロジーと高分子成形加工の基礎と応用(1)」

第59回「高分子レオロジーと高分子成形加工の基礎と応用(1)」

高分子材料を対象とするレオロジー(流動と変形をあつかう科学)の基本的な考え方を、マクロ的な視点とミクロ的な視点の両軸からできるだけやさしく解説します。

木原先生

木原伸一(きはら しんいち)准教授
広島大学大学院 工学研究院 物質化学工学部門

1993.3 九州大学工学部化学機械工学科 卒業
1996.7 九州大学大学院工学研究科化学機械工学専攻 博士後期課程 退学
2001.2 九州大学 学位 博士(工学)取得
1996.8 九州大学工学部 助手
2002.4 三菱化学株式会社 契約研究者
2003.4 京都大学大学院工学研究科 助手
2004.4 京都大学大学院工学研究科 講師
2006.4 広島大学大学院工学研究科 助教授 現在 同学大学院工学研究院准教授

 

【日時】平成28年6月6日(月) 17:00~19:00
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第60回「高分子レオロジーと高分子成形加工の基礎と応用(2)」

第60回「高分子レオロジーと高分子成形加工の基礎と応用(2)」

高分子レオロジーを高分子成形加工にどのように役立てるかを解説します。また、最近のトピックスとして、超臨界流体を利用した高分子成形加工、ポリマー系ナノコンポジットの研究開発についても簡単に解説します

木原先生

木原伸一(きはら しんいち)准教授
広島大学大学院 工学研究院 物質化学工学部門

1993.3 九州大学工学部化学機械工学科 卒業
1996.7 九州大学大学院工学研究科化学機械工学専攻 博士後期課程 退学
2001.2 九州大学 学位 博士(工学)取得
1996.8 九州大学工学部 助手
2002.4 三菱化学株式会社 契約研究者
2003.4 京都大学大学院工学研究科 助手
2004.4 京都大学大学院工学研究科 講師
2006.4 広島大学大学院工学研究科 助教授 現在 同学大学院工学研究院准教授

【日時】平成28年7月11日(月) 17:00~19:00
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第61回「熱の輸送~マクロスケールからナノスケールへ~」

最近、エネルギーや環境の分野で益々必要性が高まっている、マイクロスケールからナノスケールの熱の輸送の問題を取上げます。
基本的な伝熱学の話(伝導、対流、相変化、放射)から入り、サイズ効果が現れるナノスケールへ進めます。伝熱が専門でない方でも理解できるよう、やさしく解説します。

井上先生
井上 修平(いのうえ しゅうへい)准教授
大学院工学研究院 エネルギー・環境部門

1998.3 慶応義塾大学 理工学部卒
2003.3 東京大学大学院工学系研究科 修了 博士(工学)
2002.4-2004.3 日本学術振興会 特別研究員
2004.4 広島大学工学部 助手 2009.4より現職
2005.3-2006.3 カールスルーエ工科大学客員研究員

【日時】平成28年8月8日(月) 17:00~19:00
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第62回「最先端の研究テーマ~熱工学&マイクロ・ナノ工学~」

日本機械学会の「熱工学部門」と「マイクロ・ナノ工学部門」の2つの分野に またがっている講師の専門分野の研究に関して説明します。
題材としては、「カーボンナノチューブ」「熱電変換」「エネジーハーベスティング」「分子動力学」を具体的な話題とします。当分野のホットな研究動向について話題を提供します。

井上先生
井上 修平(いのうえ しゅうへい)准教授
大学院工学研究院 エネルギー・環境部門

1998.3 慶応義塾大学 理工学部卒
2003.3 東京大学大学院工学系研究科 修了 博士(工学)
2002.4-2004.3 日本学術振興会 特別研究員
2004.4 広島大学工学部 助手 2009.4より現職
2005.3-2006.3 カールスルーエ工科大学客員研究員

【日時】平成28年9月12日(月) 17:00~19:00
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第63回「バイオプラスチック(基礎編)」

従来の石油由来のプラスチックは種々の環境汚染(焼却処理の際の多量のCO2 及び有毒ガスの発生,マイクロビーズによる海洋汚染など)を惹起している。本稿では,地球環境にやさしいバイオプラスチックについて,その開発の歴史・定義・種類・現状・今後の課題などについて紹介・解説する。今回は基礎編として,ポリ乳酸(PLA)ならびに新規PLA 共重合体の合成,物性,生分解性などについて紹介する

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白浜 博幸(しらはま ひろゆき)氏
広島大学 産学・地域連携センター 教育研究推進員

昭和50(1975) 3.25 広島大学大学院工学研究科応用化学専攻( 修士) 修了
昭和50(1975) 4.1  三井東圧化学( 現 三井化学) 株式会社入社
昭和54(1979) 6.14 三井東圧化学株式会社(高分子研究所研究員)退社
昭和54(1979) 6.15 広島大学工学部助手
昭和61(1986) 2.13 工学博士( 広島大学) の学位取得
昭和63(1988) 9.15 オランダ ワーゲニンゲン大学 客員研究員(1989年9月7日まで)
平成12(2000) 4.1  広島大学助教授 地域共同研究センター
平成22(2010) 4.1  広島大学准教授 産学・地域連携センター
平成28(2016) 4.1  広島大学教育研究推進員 産学・地域連携センター
現在に至る

【日時】平成28年10月17日(月) 15:00~17:00 ※開催時間にご注意ください。
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第64回「バイオプラスチック(応用編)」

従来の石油由来のプラスチックは種々の環境汚染(焼却処理の際の多量のCO2 及び有毒ガスの発生,マイクロビーズによる海洋汚染など)を惹起している。本稿では,地球環境にやさしいバイオプラスチックについて,応用編として,ポリ乳酸(PLA)複合化材の自動車内装材としての実用化,新規PLA 共重合体の応用可能な分野などについて紹介する。

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白浜 博幸(しらはま ひろゆき)氏
広島大学 産学・地域連携センター 教育研究推進員

昭和50(1975) 3.25 広島大学大学院工学研究科応用化学専攻( 修士) 修了
昭和50(1975) 4.1  三井東圧化学( 現 三井化学) 株式会社入社
昭和54(1979) 6.14 三井東圧化学株式会社(高分子研究所研究員)退社
昭和54(1979) 6.15 広島大学工学部助手
昭和61(1986) 2.13 工学博士( 広島大学) の学位取得
昭和63(1988) 9.15 オランダ ワーゲニンゲン大学 客員研究員(1989年9月7日まで)
平成12(2000) 4.1  広島大学助教授 地域共同研究センター
平成22(2010) 4.1  広島大学准教授 産学・地域連携センター
平成28(2016) 4.1  広島大学教育研究推進員 産学・地域連携センター
現在に至る

【日時】平成28年11月14日(月) 15:00~17:00 ※開催時間にご注意ください。
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第65回「ロボットと機構学(環境に適応する機構)」

最近、ロボット工学の分野において機構の重要性が再認識されている。特に、環境に応じて動力伝達系が変化するできる機構について紹介します。具体的には、負荷に応じて変速する無段変速機、階段を登ることができる倒立振子型ロボット(セグウェーのようなロボット)、ロボットハンド、義手などについて取り上げます。

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高木 健(takeshi takaki)准教授
大学院工学研究院 電気電子システム数理部門 准教授

1996.03 広島市立舟入高等学校卒業
2000.03 東京理科大学理工学部機械工学科卒業
2002.03 東京理科大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了
2002.04-2003.03 株式会社ディスコ
2006.03 東京工業大学大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻博士後期課程修了(博士(工学))
2006.04-2007.03 東京工業大学大学院総合理工学研究科研究員
2007.03-2008.07 広島大学大学院工学研究科 特任助教
2008.08-2011.03 広島大学大学院工学研究科 助教
2011.04- 広島大学大学院工学研究院 准教授
現在に至る

→ 高木 健 准教授(広島大学研究者総覧)

【日時】平成28年12月12日(月) 17:00~19:00 ※開催時間が変更になっています。
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第66回「ロボットと機構学(機構の創出と設計方法)」

最近、ロボット工学の分野において機構の重要性が再認識されている。機構を創出するためのアイディアの基をいくつか紹介します。
具体的には、ドローン用ロボットアーム、力やひずみを可視化するメカニズムなどについて取り上げます。
また、ロボットハンドを題材にして、設計方法について紹介します。

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高木 健(takeshi takaki)准教授
大学院工学研究院 電気電子システム数理部門 准教授

1996.03 広島市立舟入高等学校卒業
2000.03 東京理科大学理工学部機械工学科卒業
2002.03 東京理科大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了
2002.04-2003.03 株式会社ディスコ
2006.03 東京工業大学大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻博士後期課程修了(博士(工学))
2006.04-2007.03 東京工業大学大学院総合理工学研究科研究員
2007.03-2008.07 広島大学大学院工学研究科 特任助教
2008.08-2011.03 広島大学大学院工学研究科 助教
2011.04- 広島大学大学院工学研究院 准教授
現在に至る

→ 高木 健 准教授(広島大学研究者総覧)

【日時】平成29年1月16日(月) 17:00~19:00 ※開催時間が変更になっています。
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

第67・68回「ビッグデータを支えるコンピュータ技術」

大量に収集、蓄積されたデータを分析し、応用する技術は、近年、「ビッグデータ」と総称されている。旧来より、データの管理を効率的かつ安定的に行うためコン
ピュータが利用されていたが、ビッグデータという用語が広く使用・認知されるようになったころから、データを管理するコンピュータ技術は旧来のものとは大きく
変化した。本講演では、ビッグデータを支える主な重要技術とそれらが旧来ものと、どう大きく違うのかを解説してゆく。

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森本 康彦 准教授
広島大学 大学院工学研究院 情報部門 准教授

1991 年 広島大学大学院工学研究科博士課程前期修了
1991 年 日本IBM(株)東京基礎研究所
2002 年 12 月より現職 博士(工学)
共著:「データマイニング」(共立出版)など

→ 森本 康彦 准教授(広島大学研究者総覧)

【日時】
第67回 平成29年2月13日(月) 15:00~17:00
第68回 平成29年3月13日(月) 15:00~17:00
【場所】広島大学VBL オフィス2 階セミナー室

アクセス → http://www.hiroshima-u.ac.jp/sangaku/education/p_1qp2n2.html
※会場へはできるだけ公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの際はキャンパス内の駐車場をご利用ください。

【お申込み】https://kyoryoku.hiroshima-u.ac.jp/wp/uketsuke/inov2/

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